本記事では北海道をテーマにした絵本の中で、筆者が読んで特に印象に残った絵本をおすすめします。
もりのやきゅうちーむ ふぁいたーず

もりのやきゅうちーむ ふぁいたーず
北海道日本ハムファイターズの選手たちが動物に!
どの選手が何の動物をイメージされて描かれたのかは北海道日本ハムファイターズのオフィシャルオンラインストアに書かれています。
今は海外で活躍されている大谷選手も登場していますよ。
ふぁいーたずが動物なのに対し、相手チームは海の生き物。
それぞれの個性をいかして試合を盛り上げていきます。
子供がまだ野球には興味がなくルールもわかりませんが、動物や海の生き物がたくさん出てくるのでとても楽しそうに読んでいました。
野球好きのお子さんは勿論、動物や海の生き物好きのお子さんも楽しめる絵本です。
『もりのやきゅうちーむ ふぁいたーず つよさのひみつ』、『もりのやきゅうちーむ ふぁいたーず ほしのせかいへ』と第二弾、第三弾も出ています。
カムイチカプ カムイ・ユーカラ

カムイチカプ カムイ・ユーカラ
アイヌの昔話の絵本で、シマフクロウの神とシャチの話です。
文章もわかりやすく、絵の迫力にはとても圧倒されました。
ところどころアイヌ語も出てきますので勉強になります。
子供だけでなく大人にもおすすめ。
自然や神の脅威を感じる絵本でした。
当時、北海道で我が子が通っていた保育園にあり子供がとても興味を持ったので一緒に読みましたが、3~4歳でも最後まで聞いていられる内容でした。
勿論、ところどころ理解が出来ない部分はあったようで色々尋ねられましたが、何回も「読んで」と言われるほどだったので、興味を持っていたようです。
このカムイ・ユーカラシリーズは全5巻となっています。
イオマンテ めぐるいのちの贈り物

イオマンテ めぐるいのちの贈り物 (北の大地の物語)
アイヌの伝統儀式である『イオマンテ』を題材とした絵本です。
イオマンテ (iomante) とはアイヌの儀礼のひとつで、ヒグマなどの動物を殺してその魂であるカムイを神々の世界 (kamuy mosir) に送り帰す祭りのことである。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』イオマンテ
アイヌの人々の熊への尊敬、命をいただくことへの感謝など、一言では言い尽くせない様々なことをこの絵本から伝えられます。
優しい文体で壮大なテーマを語るすごい絵本だと感動しました。
こちらは是非大人にも読んで頂きたいと個人的に思います。
何回も読みたい素晴らしい絵本です。